不動産ファンドの動向

2010年7月6日 0:00
売り物件が引き続き減少しています。先日JREITにお勤めの先生の講義で指摘がありましたが、不動産の証券化案件が全く市場に出てこないそうです。(ファンドが損切りして来ないという事です。) ではどうしているかと言えば再度身内で回すか、SPCに出資している分を減資して再度資金を投下してファイナンスを得ているそうです。(評価額が減っているので減資して損を消して、そこに対して再度ノンリコースローンを引っ張るという形です。場合によっては2,3年~5年の期間で確定しているそうです。) そうなって来ると日本の不動産を購入しようとしている不動産ファンドが全く買えないのも無理は無いです… 10億以下の信託受益権物件はまだしも、ある程度大型の案件での動きが非常に少ないのが現状です。

このサイトではアクセス解析、お問い合わせページでクッキーを使用しています。クッキーの利用を停止するとお問い合わせページが機能しなくなります。OK