買主の融資申し込み

2012年10月16日 0:00
不動産投資のお手伝いをしておりまして意外と困ってしまうのが買主の方の良かれと思ってされる行動です。 それは自分から金融機関に融資の打診に当たると言う行動です。実はこれが意外と融資付けにマイナスの影響を及ぼします。 特に買主の方は各銀行の支店間の状況や、担当者のやる気のあるなし、特定支店における予算達成率の状況、審査の手順や、支店長や担当者の異動のある無し等全く知らずに行動されます。 それが、収益マンションやビル等を買う際の妨げになります。予算達成率の高い支店に良かれと思って持ち込まれて、顧客登録でもされてしまうと折角我々がご紹介出来る支店が紹介出来なくなります。 そのおかげで場合によってはフルローンが出たのにローンの割合があまり出なかったり、今期はあまり残高伸ばしたくないと言う理由で折角の物件が買えなくなります。 (「今期の数字が伸び過ぎてしまうと、来期達成するのがしんどいのであまり伸ばさずスローダウンしよう」と言うサラリーマン的発想になりますが…これが正直実際は非常に強いです。) 一般の方が思っている以上に金融機関の融資の出る出ないは微妙な事に左右されますのでローン付けはむしろ全てゼロから任してもらった方が上手く行くというのが昔も今も変わらない現実です。

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