イールドカーブのスティープ化

2012年3月21日 0:00
20日の日経新聞に出ていましたが、日本の長期金利の上昇が見られると言う記事をご紹介します。 その前にイールドカーブという言葉についてですが、これは金利に関して年限に応じて金利をプロットして、その点をつないだ湾曲いている曲線の事を言います。(3か月、1年、2年、5年、10年、20年、30年等の金利をつないだ線です。) 通常は二次曲線の様ななだらかなカーブを描き年限が延びるに従って金利は上昇します。 そのイールドカーブの傾斜が急になってきたことをスティープ化といいます。 短期の金利は下落している一方、長期の金利がジワリと上昇していると言う内容です。短期金利は日銀の誘導金利に引張られる一方、長期金利は市場環境によって大きく左右されます。(国債、株価、海外情勢等など) また、短期金利が低下する時の傾向として、長期金利が何れ大きく上昇するという期待や恐怖から運用期間を短くしているという事も推測出来ます。 不動産投資をアパートローン等の借入金を使って購入されている人は固定金利選択のタイミング選択にこう言った情報を利用されると良いと思います。 銀行が固定金利での運用を検討する場合には、他の市場性の金利との比較になりますので…市場金利が上がれば貸出金利も上昇します。 (銀行としては債券を買って運用しても、貸し出しをして運用しても同じですので相対的な評価によって融資スタンスが変化します。)

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